ZX-14R ピストンボア測定 (スーパートルク仕様)

ZX-14R ピストンボア測定 (スーパートルク仕様)

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本日はZX-14Rのピストンの直径(ボア)の測定です。
まずはマイクロメーターをゼロ点(この場合は75.000㎜)合わせをいたします
基準棒にも20℃と表記がありますように温度で金属は収縮いたします
ピストン等は軽く温めますと100分台で数値が変化いたします
なので測定を行う数時間前より空調調整で室温を約20℃に保つようしております
室温20℃で測定すればいいと言う意味ではありません、部品が常温の状態になってくれる
のが目的です。(外気温差がある場合はかなりの時間を要します)
1000分台の測定は温度管理や測定方法で毎回数値が変化いたしますので
かなりシビアで難しい作業になります。
どこに管理ポイントを置くかは組立てや測定を行う人の経験で判断する事になります。



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ピストンの測定方法で重要なのは測定する部位とピストンとマイクロメーターの水平を
保つということになります、マイクロメーターをピストンの測定位置で水平を出します
測定する位置(高さ)に正確にマイクロメーターを合わせて測定いたします
マイクロメーターのアンビルのどの位置(端か真ん中)をピストンの測定位置にもっていくか
でも僅かに数値が変化いたします(計測用治具製作が理想ではあります)
ピストンメーカーや鍛造や鋳造によってもクリアランスは違います
スリーブの材質やメッキシリンダーでも違います、なので測定する位置を
間違えてしまうと希望の設定クリアランスでは仕上がりません、なのでボーリング加工の依頼
を加工屋さんに依頼する場合はクリアランスを決める正確な測定位置とクリアランス数値
2つを的確に伝える必要があります。
ボーリング加工が仕上がりましたらSHOP側で組み付け前の数値の管理と実測確認を行います。
後に役立つ資料になりますので必ず行うべき作業の一つになります。

クランクシャフトメインベアリング

コネクティングロッドクランクピンベアリング

ピストン、シリンダークリアランス

タペットクリアランス

主な測定部位でございますがマニュアル数値を基準に参考にしておりますが

私なりの経験範囲の中から独自の数値や測定方法でアプローチ致しております

一番大切なのはジャパンスぺックである以上壊れないエンジンを組み立てる事だと思います。

過去に私の個人車両(2006年ZX-14)はチューニング過程で数機ほどエンジンを
壊しております、チューニングを行っていくうえでウイークポイントをそれなりに
勉強いたしました、高額なパーツや数々の加工や労力も一瞬でパーになる出来事ですが
自分なりに得た知識と財産はそれ以上だと自負しております
ウイークポイントをクリアした答えは簡単ですがZX-14R(2012~)のエンジンになります
新しいからいいのではなく弱い部分がきちんと強化(対策)されております
チューニング用ベースエンジンとしては最高の素材(耐久性)だとおもいます。
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